やはり内村強し!2位加藤、3位田中佑典 -第67回全日本体操競技選手権

全日本選手権の1日目が終了しました。

男子は、今回がケガからの復帰戦となる内村が、2位の加藤に2.050点という差をつけた圧倒的な強さを見せて1位となりました。

結果はこちら

内村は、つり輪以外の5種目で15点以上を出し、(つり輪は14.900)ブランクを全く感じさせない演技だったようです。

鉄棒の内容が圧巻です。
カッシーナをほぼ完璧に決め、下り技はフェドルチェンコ(後方伸身2回宙返り3回ひねり下り)!

以前から練習しているという話でしたが、やっと公式の大会で披露しましたね。
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第66回全日本体操競技選手権大会 観戦レポート

全日本選手権が終了しました。
結果はこちら。
男子個人総合決勝  
女子個人総合決勝
2日目の決勝を会場で観戦したので、その感想など踏まえつつ紹介します。

■内村が5連覇

男子はやはり内村が優勝。
一人だけすでに五輪が決まっているという特殊な状況の中、モチベーションを保つのが難しかったようで、

「自分だけ部外者のようだった」

とも語っていました。

そのせいか鉄棒のアドラーひねりで戻ってしまうという、らしくないミスがありましたが、それでも2位の小林に1.850の差をつけての優勝はさすが。
着地のうまさはこの日も際立っていました。

逆に小林が、1日目の失敗をしっかり修正し、2位に入ってきたのが驚きでした。
しかも得点も90点を超えてきたあたり、実力と集中力の高さを物語っていますね。

■若手の躍進

驚いたのが、昨年まで高校生だった野々村、加藤ら順天堂大学1年コンビの躍進。
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全日本選手権 公開練習で内村がリューキンを披露

いよいよ明日から全日本選手権ですが、昨日公開練習がありました。

「内村、新たな技「リューキン」披露/体操」:SANSPO.COM

理恵「ピンクパンサー」に変身!…体操:その他:スポーツ:スポーツ報知

内村は鉄棒でリューキンを披露したそうです。
シャハムは温存しているのでしょうか。

内村クラスになると、120%ぐらいの出来栄えにならないと試合で使わなそうなのでちょっと微妙かもしれません。

田中理恵の床の演技の曲は、ピンクパンサーに007の曲が挿入されたものに変わるそうです。

昨シーズンまでの「エリーゼのために」が代名詞のようになっていたので、結構雰囲気が変わりそうですね。

007といえば、フィギュア女子のキムヨナの印象が強いのですが、田中理恵もキムヨナばりの”ズキュン”ポーズをやってくれないかとひそかに期待しています。

演技の振り 付けは元全日本女王でアイドルグループ「太陽とシスコムーン」にも所属していた信田美帆さん(39)が担当した。

とあるので、結構派手な感じになりそうですね。

太陽とシスコムーン、懐かしい。

第66回全日本体操競技選手権大会みどころ

全日本選手権が、いよいよ来週に迫ってきました。
五輪代表を決める大会のひとつなので、注目ですね!

まず、この全日本選手権は、個人総合の大会。
選手それぞれの6種目の合計を競います。

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内村 全日本選手権とNHK杯に出場の意向

すでにロンドン五輪の代表が内定している内村が、代表選考会となる全日本選手権とNHK杯に出場するとの意向を示しました。

スポーツナビ | その他 | 体操 | ニュース|内村「選考会を予行演習に」=体操.

すでに連覇記録以外は出場する理由もないと思いますが、種目別を想定した難度を上げた演技を感がているようです。

ということは先日ニュースになっていたコバチ1回半ひねりが見られるかもしれません。
逆ににこれは見に行かないと!

全日本選手権 感想 女子編

今週ちょっと忙しくて、更新が滞ってしまいましたが、全日本選手権の感想の続きです。

■女子
鶴見の安定感はやはり頭一つ抜けてる感じで。

少しミスもあったみたいだけど、技中に構成をかえてうまくしのいでました。
この辺は大舞台を経験しているからこそかと。

18歳なのに、6連覇。
経験で言ったらもはやベテランの域では?

あと、最近テレビでも取り上げられてるからか、田中理恵への注目の高さはすごかったです。
演技の時はカメラマンが一斉にシャッターをきるきる。

特に段違い平行棒で「マロニー」を成功させたときは、会場全体から拍手が起こってました。

あのビジュアルだし、今年は日本で世界選手権もある(まだ開催が微妙ですが)ので、対世間へのPRとしてはうってつけだと思いますが、ちょっと過剰な気もするので、本人への負担にならない範囲でやってもらいたいものです。

全日本体操選手権感想 男子編

もう1日たってしまいましたが、昨日の全日本選手権の雑感など。

結果はこちら

日本体操協会 [Japan Gymnastic Association] | 体操競技 | 結果

■男子について
まず内村の演技はほんとにすごかった。
次元が違う。

なのでこちらも着地で止まるのが当たり前のように感じていて、最後の鉄棒で一歩後ろに下がってしまったときなど、逆に驚いてしまったほど。

本人は終わった後のインタビューで「昨日の出来は満足しているけど、今日は全然満足していない」と言っていました。
得点を見ると跳馬は2日とも16.600で同じでしたが、ほかの種目はすべて少しずつ得点を落としています。

本人的にはここが気に入らなかったんでしょう。

まだまだ向上心を持っているということなので、このまま自分の理想を追求していけば、オリンピックの金メダルもおのずとついてくるでしょう。

今回の大会は、ほかの選手も着地に対する意識が高かったように感じました。

反面、体力的にしんどいのか、ちょっとバランスが崩れた時に踏ん張りきれなくてしりもちをついてしまう選手も結構いました。
これは見に行ったのが2日目だったせいもあると思います。

あと感じたのは、跳馬で難度を上げてきている選手が多かったです。
ロペスを飛ぶ選手が結構増えたなという印象でした。

馬場は着地でだいぶ乱れてしまいましたが、ジマーマンに挑戦してました。
他にやっている選手が少ない技なので、今後もチャレンジしていってほしいです。

現在のルールでは跳馬は得点を稼ぎやすいので、そこで高得点を狙うのは世界的な流れだと思います。

そして今回、順天堂大学の田中佑典が5位に入りました。
男子3位の田中和仁、女子2位の田中理恵の弟さんです。

3兄弟で全日本の上位に食い込んでくる田中家って・・・・
どんな家庭なんですかね、恐ろしいです。

新たな要素としては、高校生の加藤が7位、野々村が9位に食い込んできました。
加藤は床で3回半ひねり(初めて見た)から前宙という強烈なシリーズをやってたし、野々村はフェドルチェンコの回転スピードがほかの人の2倍ぐらいありました。
今後が楽しみです。

思えば内村を初めて見たのも高校生の時で、床の演技のスピード感に度肝を抜かれた記憶があります。

現在の体操は”ひねり”がかなり大きな要素を占めているので、ひねりがうまい選手は今後も期待できそうです。

長くなるので、女子編は次回。

全日本体操体操選手権、内村、鶴見がトップ

全日本体操選手権の予選、男子は内村、女子は鶴見がトップで通過しました。

日本体操協会 [Japan Gymnastic Association] | 体操競技 | 結果.

内村は94.900と驚異的な得点を叩き出しました。
1種目あたり平均で15.820!

スゴイですね。
国内では過去最高得点とのこと。

今年から難度を上げた跳馬とあん馬もほぼノーミスで、あん馬は15.600とかなりの高得点です。
うーん、ここまでやられちゃうと他の選手はたまらないでしょうな。

2位は小林、こちらも90.650とかなりの高得点。

上位6位のうち5人をコナミの選手が占めるという結果になってますね。
本来ならここに植松選手もいたはずなので、しばらくはKONAMIの時代になりそうな予感が・・・。

そしてその中にくいこんでるのが田中和仁。
最近は妹の田中理恵がいろんなところで取り上げられてますが、お兄ちゃんもがんばってほしいです。

ちなみに8位に入ってる田中佑典は、弟さんですね。
3兄弟同時入賞なんてこともあるかも知れません。

その田中理恵は鶴見に次いで1.000差の2位です。
今年から取り入れた段違い平行棒での「マロニー」で落下してしまったとのことで、それがなければかなり接戦になっていそうですね。

ちなみに明日の情熱大陸でも取り上げられるようです。

さて明日は会場で観戦する予定です。
楽しみ~。

内村、4連覇へ「調子いい」

いよいよ明日から全日本選手権です。

選手らが公開練習を行いました。

内村、4連覇へ「調子いい」/体操 – スポーツ – SANSPO.COM

内村は調子が良さそうです。

普通にやれば優勝できるでしょう。
現状ではやはり一歩抜き出ている感じがします。

今回の見どころは、昨年準優勝の植松が怪我をしてしまったので、そこにどの選手が上がってくるかというところだと思います。

今のところ有力なのは、内村の相棒(?)の山室でしょうか。
個人的には、昨年から妹ばかりがもてはやされている、田中和仁にがんばってもらいたいです。

女子は鶴見と田中理恵の対決に注目しています。

まだ鶴見のほうが若干有利だと思いますが、田中も難度を上げてきているので、どうなるか楽しみです。

まとめると、個人的にこの大会は田中兄妹に注目ということになりそうです(笑)。

なんにせよ、今年度の最初の大きな大会を楽しみましょう!

全日本体操競技選手権大会の情報が公開されました

地震の影響で開催が危ぶまれていた全日本選手権ですが、大会情報が、日本体操協会のブログにUPされました。

出場選手一覧のPDFが見れます。

第65回全日本体操競技選手権大会情報 | 日本体操協会公式ブログ | スポーツナビ+

男子はなんといっても世界チャンピオン内村航平の、2連覇に期待がかかりますね。

PDFは2月に作られたものなので、内村、山室ともに日本体育大学となっていますが、この4月から2人ともKONAMIの所属になっているはずです。

そういう意味でも新天地で望む初の大きな大会になるので、期待したいですね。

また、植松の鉄棒のダイナミックな演技も楽しみです。

女子はやっぱりエースの鶴見と、昨年の世界選手権でエレガンス賞を受賞した田中理恵に注目したいです。

あ~、やっと生で体操が見れる。
楽しみ楽しみ。