JAPAN CUP 2011は5-3-3-制

いよいよ今週末はジャパンカップです。

JAPAN CUP 2011情報 | 日本体操協会公式ブログ | スポーツナビ+.

今回のジャパンカップは、ドイツとロシアが不参加です。
ハンビュヘン、ボイらがみれないのは残念ですが、中国が参加しますので、団体では日本との一騎打ちになるとみています。

何としても金メダルをとって、世界選手権、そしてロンドンオリンピックへのいい流れを作ってもらいたいです。

今回のジャパンカップはのロンドンオリンピックと同じ5-3-3制です。

■5-3-3制とは?
5人エントリーされた選手の中から、各種目で3人が演技をし、その3人の得点がそのまま加算される方式です。

すなわち一人でもミスをすると、それがそのままチームの得点に響いてしまうわけです。

昨年の世界選手権で、田中和仁が鉄棒で落下し、それによって銀メダルに終わり、本人が悔し涙を流していたのも記憶に新しいところです(といってももうすぐ1年ですが)。

オリンピックと同じ方式で試合をするので、シミュレーションとしてはうってつけといえると思います。

また、ジャパンカップ前の合宿公開 にも書いたように、本来は全種目に出てもいいぐらいの内村は2種目にしか出ないとのことなので、ほかの選手の活躍に期待したいです。

JAPAN CUPは世界選手権の前哨戦ととらえらえれていますが、試合は試合なので、ぜひ良い結果を出してもらいたいですね!

ジャパンカップ前の合宿公開

日本男子が合宿を公開しました。

スポーツナビ | その他 | 体操 | ニュース|エース内村「貢献したい」=ジャパンカップ前に合宿公開―体操.

田中和仁や小林研也がミスを連発する中、内村は、ゆかと鉄棒をほぼ完璧にこなしたようで、ここでも地力の差がでているようです。

ジャパンカップの団体総合では、内村は床運動と鉄棒の2種目だけに出場するそうです。
負担の軽減と、他の選手に経験を積ませる狙いでしょうか。

田中佑典は世界での経験があまりないので、ここで経験値を積んで、世界選手権で活躍してほしいですね。

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第50回 NHK杯感想 男子編

男子の感想です。

結果はこちら

日本体操協会 [Japan Gymnastic Association] | 体操競技 | 結果.

男子は世界選手権の代表が、内村、田中和仁、小林、山室、沖口、田中佑典の6名に決定。
選考方法は結構ややこしかったんですが、結果的には全日本選手権とNHK杯の総合得点の上位6名が選ばれた形になりました。

内村は本人が試合後のインタビューで「集中していたつもりだったが、どこかかみ合わなかった」と言っていた通り、着地で少しずつ動いたり、らしくない感じでした。

1日目は鉄棒のコールマンで落下していたんですが、2日目はコバチでバーから離れすぎて落下となりました。
やはり何か意識してしまうところがあったんでしょうか。

それでも2位に7.925という圧倒的な大差をつけての1位で代表を決めました。

そして何といっても田中兄弟でしょう。
女子の田中理恵も含めて、兄弟3人が同時に世界選手権の代表に選ばれる(女子はまだ確定ではないですが、ほぼ確実と思われます)のは史上初だそうです。

田中和仁は、以前は鉄棒でややD得点が足りない印象がありましたが、最近の試合ではしっかりあげてきていますね。
個人的には技以外の助走などの部分での身のこなしが本当にきれいだなと思います。
ただ得意の平行棒で、逆に少し硬くなっていたような印象でした。

弟の田中佑典は手首を痛めている中での演技だったようですが、一つ一つの演技を丁寧にこなしていました。
最後の鉄棒で手放し技が抜けてしまったんですが、内村が落下したおかげで順位が上がって代表に選ばれたみたいなので、“運”も持っていますね。
勝負の世界では重要なことだと思います。

そしてこの兄弟は3人とも美しい体操をしますね。
誰でもエレガンス賞を狙えそうです。

小林は崩れそうになっても崩れないという粘り強さが随所に光っていました。
こういう部分は世界で戦う時に重要になってくると思うので、世界選手権も頑張ってほしいと思います。

高校生の野々村(7位)、加藤(8位)はおしくも代表入りは逃しましたが、補欠に入りました。

野々村は平行棒、加藤は床が特に素晴らしかったです。
加藤の床の三回半ひねりは絶対に見たいと思っていたのですが、田中和仁の鉄棒と重なって見事に見逃してしまいました・・・。

この2人には今後も注目していきたいと思います。

来月はJAPAN CUPですね。
海外の選手も見れるので楽しみです!

第50回 NHK杯感想 女子編

本日NHK杯の2日目を、代々木体育館で観戦してきました。
結果はこちら

日本体操協会 [Japan Gymnastic Association] | 体操競技 | 結果.

会場は空調も控えめ、やや湿気のある感じで、うちわを持っている選手などもいましたが、途中から冷房が効いてきて快適になりました。
世界選手権の代表が決まる大会ということもあってか、観客も報道陣の数も多かったように思います。

午前に女子、午後に男子と演技時間が分かれていたので、とても観戦しやすかったです。

■女子
女子は飯塚、寺本など若い選手がどんどん出てきていますね。
特に寺本は平均台、床で3回ひねりを入れてきていますが、ひねりの速さは驚異的です。

田中理恵は技の一つ一つが洗練されてきている感じで、今年から段違い平行棒に取り入れたマロニーを含む流れもスムーズでした。

ちなみに今日だけの得点なら鶴見を上回っていましたね。

一方の鶴見は、段違い平行棒で車輪が歪んで演技をやめて降りてしまったり、床でも着地がつまったりと調子はあまりよくなさそうでした。

それでもミスを最小限にとどめ、姿勢などの原点が少ないこともあって、結果3連覇です。
やはり地力があるなと思いました。

女子は上位8名を世界選手権の候補とし、これからの大会の成績などをもとに6名に絞り込むそうです。

男子の感想は次回UPします。

NHK杯1日目終了

NHK杯の1日目が終わりました。
体操協会のブログに詳細なレポートがアップされています。

女子

第50回NHK杯女子1日目レポート | 日本体操協会公式ブログ | スポーツナビ+.

男子

第50回NHK杯男子1日目レポート | 日本体操協会公式ブログ | スポーツナビ+.

そしてこちらには明日の演技順のpdfがあります。

第50回NHK杯情報 | 日本体操協会公式ブログ | スポーツナビ+.

女子は鶴見、田中、新竹がトップ3です。
順当というところでしょうか。

鶴見は足首に痛みがあるとのことでしたが、なんとかしのいで、それでも1位というところに地力を感じます。

田中は段違い平行棒でマロニーも成功させ、安定感が出てきているので、鶴見とのトップ争いが見ものですね。

男子は内村が鉄棒のコールマンで落下という、珍しいミスがあったようですがそれでもトップです。
やはり頭1つ、というより2つ半ぐらい抜け出ている感じです。

明日は観戦に行く予定です。

内村の演技が楽しみなのは当然ですが、個人的な注目ポイントは田中佑典が代表に入れるかどうか。
兄弟の田中和仁、田中理恵が現在それぞれ2位ということでかなりいい位置にいるので、3兄弟で世界選手権代表が現実的になってきています。

あとは高校生コンビの野々村、加藤に頑張ってもらいたいです。

おお、そろそろ寝なくては。

また感想をアップしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

キーティングスとハンビュヘンの回復状況

怪我で2010年の世界選手権に出場できなかった、イギリスのダニエル・キーティングスと、ファビアン・ハンビュヘンの回復はそれぞれ順調なようです。

International Gymnast Magazine Online – Hambüchen, Keatings on Different Recovery Schedules

キーティングスは、100%に近い回復具合で、世界選手権に向けて準備をしているみたい。

彼は2009年の世界選手権個人総合銀メダリストで、美しく魅力的な体操をやっていたので、全力の演技をできれば上位争いにくいこんでくるでしょうね。

一方のハンビュヘンは、現在6種目中4種目の練習を開始したということです。

現在のドイツのエースは、2010年世界選手権銀メダリスト・エレガンス賞の、フィリップ・ボイだと思いますが、ハンビュヘンはボイとはタイプが違って、パワフルでダイナミックな体操を見せてくれるので、東京でも力強い演技を期待したいです。

どちらも好きな選手なので、東京で見ることができそうで楽しみです。

今週末はNHK杯

多忙のため更新が滞り、申し訳ありません。

今週末はいよいよNHK杯ですね。

先日の記事第50回NHK杯詳細情報で書いたように、この大会の結果で世界体操の代表が決まります。(女子はその後会議などで決定)

各選手の情報はあまり出ていませんが、基本的には全日本選手権の演技内容の精度を上げてくると思います。

男子はKONAMI勢の強さが目立ちますね。

そしてやはり気になるのは、加藤、野々村の高校生コンビ。
個人的にはどちらか1人は世界体操の代表に入るのでは?と思っています。

今シーズン2試合目の観戦。
楽しんでいきたいと思います。