ロンドン五輪代表紹介:加藤 凌平

いよいよオリンピックまであとわずかとなりました。
今日からは代表選手を一人ずつピックアップしていきたいと思います。

まずは男子代表の最年少の加藤。

加藤 凌平(かとう りょうへい)
所属:順天堂大学
生年月日:1993年9月9日
身長:161cm
得意種目:ゆか

◆ロンドンオリンピック日本代表◆

[過去の成績]
2012年
全日本選手権:個人総合4位
NHK杯:個人総合4位

2011年
全日本選手権:個人総合7位
NHK杯:個人総合8位

日本の弱点でもあり、団体の作戦の上でも重要なゆかのスペシャリストとして選出された加藤。
チームでは最年少の18歳。

父親は現KONAMI体操競技部監督の裕之さんで、母親も元体操選手というサラブレッドです。

2011年からメキメキと力をつけ、今回の代表選抜で、同じ順天堂大学1年の野々村とともに急浮上してきた存在です。

加藤の武器はなんといってもゆか。
最初に3回半ひねり(E難度)→半ひねりという大技を実施しますが、あまりにも軽々とやるので、「あれ?今何回ひねった?」と思うほど。

ひねりのスピードは本当に速くて鋭いです。
内村のひねりもかなり鋭いですが、それに匹敵するものを持っています。

タンブリングの際に後転とび(いわゆるバク転)を入れずに、ロンダードからいきなり宙返りに入るのも特徴的ですね。
このスタイルは世界でもあまり見ません。

アイドルのような端正な顔立ちなので、この五輪で活躍したら一気に人気が出そう。

代表に選出された直後のインタビューでは、

「いちばん年下なので先輩たちにプレッシャーをかける存在になりたいです」

と語っていましたが、ここはひとつ、おそらく最初の種目になるであろうゆかで、他の国(特に中国)にプレッシャーをかけてもらいたいものです。

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