元エース冨田さんインタビュー

久しぶりの更新です。

これからロンドンオリンピックまで、盛り上げていきたいと思います。

アテネの金メダリスト、冨田さんの記事がありました。

時事ドットコム:選手支える、元エース=冨田さん「長所伸ばすと、短所消える」-ロンドン五輪・体操.

今は内村が日本のエースですが、その前の絶対的エースと言えば冨田でしたね。

アテネの団体決勝の鉄棒の着地は、何度見ても鳥肌が経ちますよね!

さてそのインタビューに以下のようなコメントが。

選手の長所を伸ばし、気持ちよく練習させることを心掛けている。「そうすると、短所が消えることがよくあるんですよ」

このコメントは深いですね。

体操は男子だと6種目もあり、どうしても得意な種目とそうでない種目ができてしまいます。

苦手な種目というのはあまり練習もしたくないものですが、得意な種目で気持ちよく練習できれば、苦手な種目も頑張ろうという気になれるのかもしれませんね。

体操以外のことでも同じことが結構言えそうな気がします。

 

代表の選手にとっても、世界のトップで戦ってきた選手がコーチとして近くにいるのは心強いでしょうね。

ぜひロンドン五輪の代表もサポートしてもらいたいです。

体操ロンドン五輪代表チームが被災地へ

体操代表チームが、宮城県七ヶ浜町の汐見小学校を訪問しました。

【体操】被災地で「元気」もらいロンドンへ – MSN産経ニュース.

内村航平選手ら 被災地で交流 NHKニュース.

模範演技などで約600人の生徒たちとふれあったそうです。

内村は

「みんな元気いっぱいで僕らの方が元気をもらった。震災を忘れたことはない。みなさんに勇気や感動を与えられたらと思っています」

と、決意を新たにしたようです。

太田選手と内村選手の五輪メダリスト同士のフェンシングでの“異種対戦”も実現し、会場からは大きな歓声が上がった。

ともありますね。

いったいどんな対決だったんでしょうか。

フェンシングの突きをバク転でかわしたり、なんて・・・。

ロンドン五輪 代表ユニフォーム発表

ロンドン五輪の体操代表のユニフォームが発表されました。

 

ロンドンの“戦闘服”は日の丸イメージ 体操五輪代表ユニホーム発表 (産経新聞) – Yahoo!ニュース.

 

コシノヒロコさんデザインで、日の丸をイメージした赤い円形のモチーフと5輪にちなんで5色を使っているそうです。

日の丸の赤を基調にしながらも、青やオレンジの鮮やかな色づかいと、筆で描いたような黒い模様が眼をひきますね。

実際の試合でも、目立ちそうです。

そしてここでも田中きょうだいが並びますね。

3きょうだいがそろって代表に入ることはかなり珍しいので、雑誌やワイドショーでもかなり取り上げられています。

そういった形でも、体操への注目度が上がるのはいいですね。

このユニフォームを着た選手が、五輪の舞台で躍動するのが楽しみです。

女子の五輪代表は世界選手権と同じ顔ぶれ -第51回NHK杯決勝 女子編-

女子の代表も決まりました。

【女子】
田中理恵(日本体育大学研究員)
美濃部ゆう(朝日生命)
寺本明日香(レジックスポーツ)
鶴見虹子(日本体育大学)
新竹優子(羽衣国際大学)

女子の選考結果はこちら

女子の選考方式は、全日本選手権の2日間と、NHK杯の2日間の合計得点の上位5名を選出するというシンプルなもの。

全日本選手権から好調をキープしていた田中理恵が抜群の安定感でNHK杯も制し、2位の美濃部に7.500という大差をつけて代表を決めました。

しかし2位以下は、種目が進むごとに順位が入れ替わる混戦で、代表ラインの5位争いは本当に最後まで目が離せませんでした。
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NHK杯 2日目の見どころとロンドン五輪 代表選考について

NHK杯1日目が終了しました。

NHK杯結果と現在の代表選考得点

■男子は田中和仁、女子は田中理恵がトップ

男子は田中和仁がミスのない演技で91.300をマークし、トップ。
代表争いの総合得点でも181.200とトップをキープしています。

女子は先日全日本選手権を初めて制覇し、絶好調の田中理恵。

兄妹2人でトップを独占という状況です。

■代表争いと2日目の見どころ

気になる代表争いについてですが、まず第1の条件

(1)「ゆか」または「鉄棒」において1 位を2 日以上獲得した選手2 名を代表とする。

ゆかでは順天堂大学1年の加藤凌平が15.250でトップでした。

加藤は全日本選手権の1日目と合わせて2回目のトップなので、上記の条件を満たしています。

ただし、沖口も全日本選手権の2日目で1位を取っているので、NHK杯2日目でトップになれば2回ということになり、その場合どちらが選ばれるのか注目です。

鉄棒では、田中佑典が本領を発揮し、15.800という高得点。
そして2位は植松。

植松は全日本選手権の2日目でトップをとっていて、総合得点では少し遅れをとっていましたが、昨日で12位まであげてきました。

NHK杯2日目で2人のどちらかがトップをとれば代表にぐっと近づくので、鉄棒は注目ですね。

(2)上記以外で11名の中で最上位の選手1名を代表とする

総合では現在田中和仁がトップですが、2位の野々村との差は0.65と、落下1回でひっくり返る差です。

ここの争いも見ものですね。

(3)上記以外で全日程・全種目での総ポイント最上位者1 名を代表とする。

これはつり輪で3日間トップをとっている山室でしょう。

全日本選手権ではミスが出て、少し出遅れていましたが、しっかり調整してきて、現在総合でも3位です。

やはり世界選手権個人総合銅メダルの実力は伊達じゃないですね。

内村は3種目のみの出場ですが、鉄棒でリューキンを含む、D得点7.9の演技構成をためし、結果16.750という驚異的な得点。
4月の全日本選手権では、同じ演技構成でミスが出たので、そのリベンジを果たした形です。

しかし順天堂大1年コンビの野々村と加藤は恐ろしいですね。
怖いもの知らずとはまさにこのことでしょう。

以下に内村のコメントがありました。

時事ドットコム:世界王者も驚く新鋭=加藤と野々村、五輪へ前進-体操NHK杯.

世界王者内村をして
「大学1年生にしては強過ぎて、笑いが出た。あの安定感はちょっとおかしい」
と言わしめる若手2人の活躍は期待したいですね。

■女子は田中理恵がトップ、鶴見も6位に浮上

女子は田中理恵が2位以下を大きく引き離しています。

そして2位に、笹田と寺本の16歳コンビが同点で並んでいます。

手首の故障で出遅れていた鶴見ですが、昨日は田中理恵に次ぐ2位の得点を出し、代表争いでも5位に0.600差の6位に浮上。

やはり実力のある選手なので、明日の演技しだいで代表入りもあるでしょう。

ここも注目したいと思います。

ひとつ気になったのは、全日本選手権を終えた時点で6位という好位置につけていた飯塚が腰痛で棄権したこと。

頑張り次第で代表も十分あり得たので、この棄権は相当悔しいでしょう。

飯塚は世界選手権でも演技直前の練習でけがをして棄権したりと、いろいろあった選手です。

まだ若いので、これに腐らずに頑張ってほしいと思います。

2日目は会場で観戦します!

日本選手団の総監督金確実視「現在6個」

日本選手団の塚原光男総監督が、ロンドン五輪で「現段階で6個」の金メダルを確実視しているとのことです。

選手団塚原総監督が金確実視「現在6個」 – スポーツニュース : nikkansports.com.

塚原総監督は、体操の塚原直也のお父さんで、鉄棒でムーンサルトを編み出した選手でもあります。

今は日本選手団の総監督なんですね。

ちなみに「6個」の金メダルの内訳は、内村が体操で5個とって、水泳の北島が1つ・・・

なんて計算だったりするのでしょうか。

 

 

内村がロンドン五輪応援イベントに参加

ロンドン五輪まであと100日ということで、日本オリンピック委員会が「1億2500万人の大応援団」の発足イベントを開催し、内村が参加しました。

JOC – 日本代表選手団応援プロジェクト「1億2500万人の大応援団」を発表.

もうあと100日なんですね。
体操はまだ内村以外の代表選選手が決まっていないので、まだまだこれからという雰囲気ですが、NHK杯以降はいっきにオリンピックムードが高まっていくと思います。
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ロンドン五輪代表選考 現在の状況

気になるロンドン五輪代表の選考ですが、現在の状況を整理しておきたいと思います。
 
■男子
選考に関係してくる全日本選手権2日間の合計はこちら。
男子個人総合2日間合計

ロンドン五輪の代表は、
全日本選手権二日間の合計の1/2 + NHK杯二日間の合計
の上位11人が対象になります。

そしてそのなかから、各種目の上位2位に入ると得られるポイントなどの条件を加味して Continue reading “ロンドン五輪代表選考 現在の状況”

第66回全日本体操競技選手権大会 観戦レポート

全日本選手権が終了しました。
結果はこちら。
男子個人総合決勝  
女子個人総合決勝
2日目の決勝を会場で観戦したので、その感想など踏まえつつ紹介します。

■内村が5連覇

男子はやはり内村が優勝。
一人だけすでに五輪が決まっているという特殊な状況の中、モチベーションを保つのが難しかったようで、

「自分だけ部外者のようだった」

とも語っていました。

そのせいか鉄棒のアドラーひねりで戻ってしまうという、らしくないミスがありましたが、それでも2位の小林に1.850の差をつけての優勝はさすが。
着地のうまさはこの日も際立っていました。

逆に小林が、1日目の失敗をしっかり修正し、2位に入ってきたのが驚きでした。
しかも得点も90点を超えてきたあたり、実力と集中力の高さを物語っていますね。

■若手の躍進

驚いたのが、昨年まで高校生だった野々村、加藤ら順天堂大学1年コンビの躍進。
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田中3兄妹が上位を独占 :全日本選手権1日目

全日本選手権1日目が終了し、結果が出ました。

日本体操協会 [Japan Gymnastic Association] | 体操競技 | 結果.

なんと田中3兄弟が上位を独占。
すごいですね。

田中和仁は平行棒で16.050という高得点。
平行棒で16点台はなかなか見ないですね。

五輪選考に重要視される、注目の床、鉄棒ですが、最高得点は以下。

ゆか:加藤凌平 15.350
鉄棒:水鳥寿思 15.850

昨年まで高校生だった加藤が床でトップの点数です。
床は得意な選手でしたが、力をつけてきていますね。

そして鉄棒トップは水鳥寿思。
アテネ五輪の代表でもあったベテランが、ここにきて存在感を発揮しています。
15.850の演技を安定してできれば、代表入りもあるかもしれませんね。

オープン参加となった内村は、あん馬では落下があり14.400でしたが、平行棒で15.750と田中和仁に次ぐ2位の得点。
鉄棒ではかねてから宣言していたアドラーハーフからのリューキンを成功させ、水鳥の上を行く16.100とさすがの内容。

Eスコアがよくなかったので、精度を上げていけばもっと得点が伸びそうです。
本人も納得がいかないようで、「出来は30%」とのこと。

さらに、世界選手権種目別鉄棒のチャンピオンである中国の鄒凱が、先日Dスコア7.9の演技構成を見せたことを受けて、Dスコアをもっと上げていくつもりのようです。

これは本当に「シャハム」を入れてくるかもしれませんね。

2日目は現地で観戦の予定です。
楽しみ。