アテネ五輪の体操男子団体総合金メダルメンバーの中野が引退を表明しました。
当時は九州共立大学の大学生だった中野は、チームでも最年少で、やんちゃなイメージでした。
最終演技者の冨田が着地を決めた瞬間も、ぴょんぴょん飛び跳ねていたのを覚えています。
体のキレが良く、ダイナミックな体操が持ち味で、中でも平行棒が得意でした。
アテネの種目別決勝でほかにほとんど実施する人がいない「ムーンサルト降り」にチャレンジして、姿勢が乱れながらも、まさに気合いと根性で何とか着地を決めたのをよく覚えています。
当時の映像がありました。
ちなみにこのときは得点があまり伸びず、解説の森末氏が憤慨していたのもよく覚えています(笑)
その後はケガなどもあり、あまり成績を残せず、さらに昨年に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂という大けがをしたことで、引退を決めたようです。
今後は指導者としての道を歩むとのことなので、自身のようなキレが良く、ダイナミックな体操をする選手を育ててほしいですね。