10月に東京で開催される世界選手権の代表選手選考ルールが発表されました。
実力的に五輪出場当確線上にいる女子は、大会の直前まで8人の代表を競わせて、最終的に6人に絞るという形をとるようです。
4月の全日本選手権と6月のNHK杯の2大会を選考会とするのは従来通り。だが、昨年までは2大会の成績で、個人総合3位までと種目別成績上位3位までの計6人を「代表」として確定していたのを、今年は2大会の個人総合上位8人を「代表候補」に選出する。2回の選考会の成績を重視しつつも、さらに6~9月に実施する4回の試技会や、7月のジャパンカップなどの国際大会の成績、体調やけがの有無などを総合的に判断し、東京大会直前に「代表」6人に絞り込む。
改革の背景には、昨年行われたロッテルダム世界選手権の団体戦での苦い経験がある。6人中4人が腰や膝などに故障を抱える中、予選はミスが続出し、決勝進出チームで最下位の8位で通過した。一方、決勝では落下などの大きなミスなく5位入賞を果たした。2008年の北京五輪と同じ順位を守った形になったが、そもそも決勝に残れたのは、予選9位のオランダなど下位チームの自滅に助けられた部分が大きかった。塚原千恵子・女子強化本部長は、「昨年とは重要度も真剣度も違う。万全の態勢で臨みたい」と振り返る。
引用元: 敢えて高い目標掲げた女子体操 : スポーツコラム : コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
東京の世界選手権で五輪出場を決めてしまいたいということで、選手をギリギリまで競わせて危機感を持たせるということのようです。
あとは、前回の世界選手権では故障を抱えた選手が多く、予選で苦戦したので、故障のある選手は、直前でもはずせるようにという保険も兼ねているんだと思います。
どちらにせよ、エースの鶴見選手、最近話題沸騰中の田中理恵選手を筆頭に頑張ってもらいたいですね。