全日本種目別選手権が終了し、内村が出場した床、あん馬、鉄棒の3種目で優勝。
つり輪は山室、平行棒は田中和仁、跳馬は習志野高校の小倉がそれぞれ優勝しました。
スポーツナビ | その他 | 体操 | ニュース|内村航平が出場種目すべてで優勝.
●床
内村がD得点を世界体操の種目別で金メダルをとった時の6.7から7.2まで上げて、16.200で優勝しました。
世界体操で見せたリ・ジョンソン(2回宙返り3回ひねり)も実施し、他の部分でも難度を上げるという演技構成は、恐ろしいです。
そして大きなトピックとして、中学3年生の白井健三が2位になりました。
白井の存在は初めて知りましたが、家が体操教室で、トランポリンを使って空中感覚を養ってきたという、内村と同じような境遇で育ってきた選手のようです。
内村も「学生時代からひねり系が上手な子だということを知っていた」とコメントしています。
こういった新しい選手がどんどん出てくると、選手層が厚くなっていいですね。
●鉄棒
内村が世界体操の種目別でも披露したG難度のカッシーナを含む離れ技をすべて決め、着地もピタリで16.750という驚異的なスコア。
○内村航平 KONAMI
伸身コールマンほぼ完璧な実施、シュタルダー1回半ひねり片大逆手、アドラーひねり~伸身トカチェフ、アドラー1回ひねり~ヤマワキ、エンドー1回ひねり大逆手、コールマン、ホップターンわずかに握り損ねる、伸身新月面、Dスコアを大幅に上げた演技構成をほぼ完璧に実施、16.750の超ハイスコア、今大会種目別3冠達成で有終の美を飾る。
(日本体操協会公式ブログ | スポーツナビ+)
鉄棒でこんなスコアは初めて見ました。
そして2位は16.250の田中佑典。
前日の団体決勝で復帰を果たした植松と合わせて、この3人が鉄棒ではかなり武器になってくると思います。
内村は難度を上げた演技をどんどん出してきて、世界体操でさらに一回りスケールアップした印象ですね。