白井が高校総体で跳馬の新技「シライ」を決める

世界選手権代表の白井健三が、高校総体で、「伸身ユルチェンコ3回ひねり」を決めました。

白井が大技「シライ」決める/体操 – 高校総体2013ニュース : nikkansports.com.

体操男子で史上最年少の世界選手権(9~10月・ベルギー)代表に選ばれたスーパー高校生の白井健三(16=岸根高)が28日、跳馬で大技の「伸身ユルチェンコ3回ひねり」を決めた。佐賀県総合体育館で行われた全国高校総体に出場し、予選で披露。世界の主要大会では成功例がなく、世界選手権で跳べば「シライ」と命名される。

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派遣標準得点をめぐる戦い - 67回全日本種目別選手権 後編

かなり遅くなってしまいましたが、種目別選手権の後編です。

■跳馬(派遣標準得点15.400)

跳馬は跳躍から着地の一瞬で結果が出るので、見ていてわかりやすい種目です。
さらに種目別の場合は、各選手が大技にチャレンジしてくるので、とても見応えがありますね。

この種目の優勝候補は跳馬のスペシャリストの斎藤。

その斎藤は、1本目にヨー2、2本目にロペスを跳びましたが、どちらも着地が乱れ、ラインオーバーなどミスが出てしまいました。

優勝は早稲田の小倉。

斎藤と同じ、ヨー2とロペスですが、1本目にロペスを跳んでいました。

自分が観戦していた席の前に、小倉の出身校である習志野高校の選手が座っていて、小倉に大きな声援を送っていました。
優勝が決まった時も、かなり喜んでいたのが印象的でした。

■平行棒(派遣標準得点15.900)

平行棒では、田中佑典がD得点をかなり上げた構成で、派遣標準得点を狙うと宣言していたので、注目していましたが、マクーツで足をぶつけるミスが出て、シャルロから次に技につなげるところで、降りてしまいました。

シャルロからヒーリーにつなげるということだったので、見てみたかったですね。
残念。

そして、平行棒のスペシャリスト、田中和仁は、下りの前の車輪で少し乱れてしまい、その影響で着地で着地が乱れ、思い切り後ろに転倒となってしまいました。

演技の流れ自体は良かっただけに、もったいなかったですね。

結果、優勝は昨年に続き小林(15.550)の2連覇となりました。

小林は、技を多く入れた演技構成ですが、一つ一つが正確な実施でした。

年齢もかなりベテランの域になってきましたが、どの種目でも上位に入ってくる安定感はさすがです。

■鉄棒(派遣標準得点16.300)

鉄棒では、植松がコールマン~コバチ~ゲイロード2の3連続を入れて、派遣標準得点を狙うといわれていました。 Continue reading “派遣標準得点をめぐる戦い - 67回全日本種目別選手権 後編”

驚異の高校生白井健三 - 67回全日本種目別選手権 前編

世界選手権代表に種目別のスペシャリストを選抜するという意向の元、例年は秋だった種目別選手権を、6月に開催するという初の試みの大会でした。

派遣標準得点が設定され、その得点に達したうえで優勝すれば代表決定となるので、各選手がその基準点に合わせた高難度の演技構成にしてくることに期待していました。

会場は世界選手権東京大会の会場でもあった、東京体育館。
ここは見やすくて好きです。

まず結果はこちら

第67回全日本体操種目別選手権(トランポリン代表決定)情報 | 日本体操協会公式ブログ | スポーツナビ+.

種目ごとの感想など。

●ゆか

ゆかの派遣標準得点は、15.900。
ロンドン5輪の金メダルのZOU Kai の得点が15.933なので、これと争える構成を求めるということですね。

この種目での注目選手は、何といっても高校生の白井健三。

白井は1か所着地がはずんだところがあったものの、最後の4回ひねりもうまくまとめて、D得点7.3というすばらしい演技構成で15.900。
標準派遣記録に達したので、これで代表決定となりました。

16歳での世界選手権代表は、史上最年少とのことです。

ひねりのうまさもそうですが、この1発勝負に合わせられるメンタルの強さは強みですね。
しかも1週間前にぎっくり腰をやっていたそうです

万全の体調だったらもっといけそう・・・。
世界を驚かせてくれるのが楽しみです。
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