塚原が世界選手権の豪州代表候補に選出されました。
スポーツナビ | その他 | 体操 | ニュース|34歳塚原、豪州代表候補 五輪予選の体操世界選手権.
世界選手権の選手登録の期日が9月2日で、それまでに国籍を変更することが条件だそうです。
塚原は全日本選手権4連覇、1999年の世界選手権個人総合で2位など、日本のエースとして活躍した選手で、そのぐらいの選手がなお現役でオリンピック出場を目標にしてがんばっている姿は、アスリートとしてのひとつの選択だと思います。
ピークを超えた選手というのは、自分の理想と現実のギャップに苦しみ、そこで引退を選択するケースが多いものです。
冨田洋之なんかはまさにそうで、「感覚が崩れていく前に引退を決めた」と語っていました。
塚原も現在34歳という年齢で、おそらく全盛期とのギャップは感じていると思われます。
それでもなお、現役にこだわり、挑戦を続ける姿は、サッカー界のカズこと三浦知良選手とダブる部分があります。
世界のトップで戦ってきた経験というものは、とても貴重なもので、それを”選手として”若い世代に伝えるということは塚原にしかできないことなのかもしれません。
そういった意味でも、貴重な存在である塚原には、行けるところまで現役にこだわってほしいと思います。
そして豪州代表として世界選手権に出場できたら、日本選手と同じぐらいの声援を送りたいと思います。