イギリスのグラスゴーで開催されていた、個人総合W杯 英国大会で、田中和仁が2位、斉藤優佑が6位になりました。
優勝は先日のドイツ大会と同じく、マルセル・グエン。
【体操】田中2位、斉藤6位 女子は井上7位 個人総合W杯 – MSN産経ニュース.
体操個人総合のワールドカップ(W杯)英国大会は8日、英グラスゴーで行われ、男子はロンドン五輪代表の田中和仁(徳洲会)が合計89・998点で2位、斉藤優佑(徳洲会)が87・464点で6位だった。同五輪銀メダルのマルセル・グエン(ドイツ)が90・098点で優勝した。
結果の詳細はこちら。
http://www.jpn-gym.or.jp/artistic/2012/result/pdf/12gbr_m.pdf
こちらで全演技の動画が見れます。
http://www.youtube.com/playlist?list=PLLdamoj-y6y8INMYs2SFBk251SFQcM3wc
田中和仁の跳馬の動画がなくて、なぜか斉藤の演技が2個ありますが(笑)。
最終種目の鉄棒の前の段階で、
1.ダニエル・パーヴィス 75.531
2.マルセル・グエン 75.498
3.田中和仁 74.665
という順位だったのですが、最後に入れ替わりましたね。
マルセル・グエンはロンドン五輪で、銀メダル取って、一気に伸びた感じがします。
胸のタトゥーはいつ入れたんだろうと思ったんですが、ロンドン五輪の画像を見てみると、うっすらと見えるんで、ファンデーションとかで隠してたんでしょうね。
田中和仁は、先日のドイツ大会の89.097から、0.901ポイント伸ばして89.998。
海外の試合に積極的に参加して、メンタル面を強化するというのが、体操協会の方針だと思われますが、ここメダルをとれたことは、ひとつ自信になると思います。
あん馬でひやりとする場面がありましたが、それを何とかしのいで、波に乗れたんではないでしょうか。
平行棒の演技の前に、少し笑っているようないい表情をしていたので、余裕とまではいかないまでも、気持ちをコントロール出来ているように見えました。
斉藤は跳馬と平行棒で少しミスがありましたが、鉄棒のアドラーひねり~コールマン、伸身コールマンは素晴らしかったです。
今後も期待したいですね。
映像を見ていて思ったのは、会場の雰囲気がいいですね。
観客全員が演技者に注目している様子が伝わってきます。
特に床の演技で、一つ一つの技に大して拍手が起こるのはいいなと思いました。
また、BGMとして流れている音楽も日本の大会とは違うなという印象を受けました。
演技中は選手の集中を邪魔しないような、音数の少ないミニマルな楽曲で、演技終了後にはアッパーな音楽で会場を盛り上げるという風に、選曲に意図が感じられました。
イギリスは五輪の演出を見ていても、「音楽」というものにかなりプライドを持っていたので、こういった大会でもそういう部分は、よくあらわれていると思います。
ダネル・リーバが鉄棒で落下したところで、Queenの「We will rock you」が流れてくるのはやりすぎな気がしますが(笑)。
しかし、演技の直後にちょいちょい見きれたり、雄たけびがきこえたりするパパさんは、やっぱり最高ですね(笑)。